このページは拡張少女系トライナリーの【EPまとめ風二次創作SS】です。
独自解釈による情報が含まれるため、実際のアプリ内の情報と混線している可能性にご注意ください。また、このEPは【世界選択線F/二人に鍵を渡す】に限りなく近く、Fとの整合性がとれない場合は分岐箇所と解釈していただけると幸いです。
また、年次報告 #2018-12と#2019-09の内容に触れています。ネタバレと自己解釈にご注意ください。
12月某日 0:22 AM |
神楽の誕生日後、つばめの部屋にて。 |
神楽 |
やっと静かになりましたね。 |
アーヤ |
お疲れ様。つばめと千羽鶴は? |
神楽 |
今日はずっとはりきってましたから、もうぐっすりですよ。 |
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起こすのもかわいそうなので、こっち来ちゃいました。 |
アーヤ |
そう。こっちも片づけがひと段落したから。 |
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ねぇ卯月。せっかくだし、もうちょっと夜更かししてみない? |
神楽 |
…そんな提案をアーヤさんからされるとは思いませんでした。 |
アーヤ |
あら、そう? |
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私だってそうしたくなる日もあるんだから。 |
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ほら、こっち来て。寒いでしょ? |
神楽 |
……じゃあ、お言葉に甘えて。 |
アーヤ |
なんだか、こうしてマグカップを見てると、あの日のこと思い出しちゃうわね。 |
神楽 |
あ…… |
アーヤ |
ほら、覚えてない? |
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あのドームの事件の後、みんな疲れて劇場で寝ちゃったことあったじゃない。 |
神楽 |
そうですね…あの時も、みんなで片付けするのが大変でしたね。 |
アーヤ |
そうそう。色々荒らされちゃったから、館長も途方に暮れてたし。 |
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あれからもう%w年経つのね…。あっという間だったかも。 |
神楽 |
…………。 |
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今日のアーヤさん、なんだか押しが強くないですか? |
アーヤ |
んー。どうなんだろう? |
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卯月には、その方が仲良くなれる気がしたから。 |
神楽 |
なんですかそれ。ちょっと聞き捨てなりませんっ。 |
アーヤ |
ああ、そんな変な意味じゃないのよ。 |
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ただ昔の私は、卯月のことを知らな過ぎたから。 |
神楽 |
それは仕方ないですよ。あの頃は私も、何も話すつもりなかったですし。 |
アーヤ |
そうね。だから今は、とっても嬉しいの。 |
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この間の報告会もそうだったけど、最近はぜんぜん私達に遠慮しなくなったし? |
神楽 |
ぴょんっ!? |
アーヤ |
私達の前であんな熱烈なアピールをしちゃうんだもの…。 |
神楽 |
ちょっ、それを言ったらアーヤさんだって…! |
アーヤ |
ふふっ…冗談よ。 |
神楽 |
はぁぁ…活き活きしてるアーヤさんは無敵すぎて敵わないぴょん…。 |
神楽 |
私、今だから言いますけど、アーヤさんがリーダーでよかったって思います。 |
アーヤ |
そう? …迷惑じゃなかった? |
神楽 |
はい。アーヤさんだったから、みんなバラバラにならずに済んだんですよ? |
アーヤ |
そっか…ありがとう。なんだか胸のつかえが取れたみたい。 |
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あっ、そうだ! もう終わった話なんだけど、せっかくだし。 |
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もしトライナリーが続いてたら、次のリーダーは卯月が向いてるかもって思ったの。 |
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状況判断も的確だし、みんなのことをよく見ていたから。 |
神楽 |
…想像したこともありませんでした。 |
アーヤ |
でしょ? 私も久しぶりにそんなこと考えてたなーって、懐かしくなっちゃった。 |
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でも卯月がそう言ってくれて、まだみんなのリーダーでいたいって思っちゃった。 |
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卯月に何かあっても、今度は私達が全力で守るから。 |
神楽 |
アーヤさん…。 |
アーヤ |
卯月、もうあんな風にいなくなったりしないでね。 |
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あんなに苦しい思いは二度としたくないもの。 |
神楽 |
…はい。 |
アーヤ |
……もう夜も更けてきちゃったわね。 |
神楽 |
アーヤさん、もうちょっとだけこうしててもいいですか? |
アーヤ |
…ん。いいわよ。 |
神楽 |
ありがとうございます…アーヤさん。 |
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………すぅ…。 |
アーヤ |
おやすみなさい、卯月…。また明日、ね。 |